都会の片隅の雑居ビルに掲げられた看板「ヨミガエラセ屋」。 そこには、不祥事を起こして退職した刑事、クラッカーとして逮捕歴のあるパソコンオタク、まったく仕事のない映画監督、自称変装の名人のコスプレイヤーなど、訳アリ難アリの面々がある職業を生業としていた。 その職業とは、依頼者の失われた記憶やデータを、ネット上のあらゆる記録や監視カメラ映像などから探し出し、立体映像として復元させるというものだった…。 死別した親が娘に隠していたある事実とは…。 全国各地の監視カメラが映し出した、失踪した恋人の真相とは…。 『高度成長期、大阪万博の会場で亡き祖父が取った行動とは…。 ネット社会を象徴する新たな探偵が登場!それが「ヨミガエラセ屋」